捨てなくてもいいくらしをするには

断捨離やときめきの整理術など、数年前から“捨てることの大切さ”が 様々なところで取り上げられ続けています。

要るものと要らないものをわけて、要らないものを手放すこと。

それは、確かに整理収納の出発点。
確実に、しかも短期間にスッキリさせるための一番の近道なのだと、私も思います。

実際に、おかたづけをサポートするコンサルティングの現場や、 セミナー・講演では捨てたいけど捨てられない方のために 「どうしたら捨てられるようになるのか」というお話をさせて頂くことも。 でも、捨てることに悩んでいらっしゃる方にもたくさんお会いします。

そんな方達の悩みには、大きくわけて２つのパターンが見られます。

まず１つ目は、本来捨てなくても良いものまで捨てなければいけないのでは と不安になっていらっしゃること。
そして２つ目は、捨てても捨てても終わりがなく、 いつまで捨てる生活を続ければ良いのか、 先が見えなくなっていること。

前者を解決することは、そんなに難しいことではないかもしれません。 なにが捨てなくても良いモノなのかをはっきりさせて、 活かして行くことを考えて行けば良いから。

捨てても捨てても終わりが見えない・・・。 断捨離やときめきの整理術を一度完結させたはずなのに、 またリバウンドしてしまうのだとしたら、 お買い物の仕方やモノとのつきあい方そのものから 時間をかけて変えて行く必要があるかもしれません。 もっとモノと仲良くなるにはどうしたらいい？ もっと大切に、ちゃんと使えるものと出会えるにはどこに行けば良い？ 自分自身が好きなもの、本当に欲しいものはどんなモノだろう。 そんなことを一つ一つ知って行くうちに、 きっと自然にくらしが整って行くはずですし、 もっともっと毎日を楽しんで行けるようになるはずです。

モノを知ること。 モノをつくっている人のことを知ること。
きっとそれは、モノに関する知性【モノ インテリジェンス】を深めるための近道になるはずです。

モノにもいろいろとありますし、モノについて知る方法もたくさんありますが、 みりん屋さんとイタリアンレストランさんのご協力を頂いて、 みりんという、くらしの中の、特に食を縁の下の力持ちでささえる 調味料の基本的な知識を教えて頂いたり、 つくられる過程を見せて頂いたり、つくり手方の想いを伺ったり。 活かし方をみんなで考えたり、シェフから教えて頂いたり・・・。

楽しく【モノ・インテリジェンス】を深める講座を企画しました。

４回シリーズでの講座で企画しましたが、1回ごとでもご参加いただけるようにしました。