泥棒が喜ぶモノ

こんにちは。くらしの取説の瀬尾さちこです。

防犯について書いていますが、今回もその続きです。
前回は、「泥棒はお金持ちかどうかよりも入りやすそうなお家を狙っていますよ」
「泥棒に道具を提供してしまってはいませんか?」というようなことを書きました。

泥棒は道具になりそうなものを自分で持ち歩いていると、それだけで警察官から
職務質問を受けることもあるので、自分では道具を持ち歩かずに、侵入する先で
手に入れたものを使うんです。

では、どんなモノが泥棒の道具になってしまうのかと言うと、例えばこんなもの。
どんな風に使われるかによって、3つに分類できます。

●ガラスを割るもの
金槌のようなもので叩き割るというよりは、先の尖ったものを使って割られるケース
の方が多いようです。
例えば、こんなスコップやドライバーのようなものですね。

         泥棒の道具

●足場になるもの
2階の窓や、1階でも高い位置に窓があったとしても、窓を開けっ放しにして寝るなど
よく開けっ放しにしていると、外回りに出しっぱなしにしているモノを足場にして侵入
される場合があります。
脚立やゴミ箱、空いた植木鉢などが使われたケースもあるようです。

          泥棒の道具

●面格子を壊すのに使われるもの
お風呂場やトイレなど、小さな窓につけられているこんな格子を「面格子」と言います。
防犯を期待してつけられている方も多いのですが、残念ながらこうしたものも泥棒の手に
かかると簡単に外されてしまうものが多いんです。

            面格子

例えば、ホウキやゴルフクラブのような柄の長いものが道具になります。
      泥棒の道具

どれも、普通のご家庭にごくあたり前にあるものばかり。
こうしたものをお庭の目につきやすいところではなく、ちょっと目立たない
裏口のようなところに置いておきたくなってしまうというのも、皆さんに共通
するところだと思います。

でも、ちょっと目につきにくいところに集めてしまうことが、実はお家をより
危険にさらしてしまうことになってしまいます。

「ちょっと目につきにくいけれど、誰でも使える状態」
こんな状態が、泥棒の一番喜ぶことなんです。

まずは”誰でも使える状態にしておかないこと”。
次回は、その辺のことをもう少し詳しくお話しします。

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