お寺で整理収納のお話を
こんにちは。整理収納・防犯アドバイザーの瀬尾さちこです。
少し前になりますが、こんなところで整理収納のお話をさせて頂きました。
(講座の最中は集中しているので、いつものように写真は終了後のもの)
愛知県西尾市にある随嚴寺というお寺です。
お寺というと、弔いや信仰の場だと考えがちですが、歴史的に見れば、
本来は地域の人が気軽に集まることのできる”学び”の場所。
宗派によって違いはあるようですが、僧侶も、もともとは特別な修行を
したような人ではなく地域に住む普通の農家の方などのなかから場所を管理
するようにお世話係として選ばれた方のことをそう呼んでいたそうです。
「お寺に、もっと気軽に集まって頂けるようになりたいんです」
住職の奥様のそんな想いをお伺いして、檀家さんでもない私がお寺でお話を
させて頂くことになりました。
私もご参加頂く皆さまの知りたいと思っていらっしゃることにお応えしたかった
ため、事前のお打ち合わせで数名の方に関心事をお伺いして、当日の講座に臨ま
せて頂きました。
女性の方がほとんどだったため、お台所の収納の仕方や収納グッズの選び方など
についてもお話をさせて頂いたのですが、やはり、生前整理や遺品整理に関する
お話が中心となりました。
「形見の着物がたくさんあるのですが、活かし方がわからなくて・・・」
「使っていないお布団がたくさんあります。捨てた方がいいですか?」
「モノが捨てられません。モノの減らし方を教えてください。」
以前にもこのブログに書いたことがあるかと思いますが、伴侶を亡くされた方の
整理収納のお手伝いを実際にさせて頂きながら、生前整理も遺品整理も、本当に
大切なことは捨てることではないと、私は考えています。
ここ数年、捨てることに関する情報があふれていて、多くの方を追い込んでしま
っているんじゃないかと思うんです。
では、本当に大切なのはなんなのか・・・。
長くなってしまったので、そのお話はまた次回に。