モノの向こうに見える物語【モノ×くらし】コラボ講座■杉浦味淋株式会社さま(2) 

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前回の記事の続きです。

杉浦味淋さんのみりんづくりに、私が強く興味をもったのはFacebookでした。

「槽搾り(ふなしぼり」という初めて聞く言葉とともに、 動画でみりんを絞る様子がアップされていました。 そのみりんを絞る音がとっても素敵で、 “生み出されて行く”ものなんだということを感じられる、そんな音でした。 「その音を生で聴きたいし、ぜひつくる様子も見せて頂きたい!」 私自身が強くそう思って、杉浦社長にお願いし、 実は昨年11月にFasebookから数名の方をお誘いして 一度見学にお伺いさせて頂いたことがありました。

写真は、そのときにとらせて頂いた槽搾りにつかう槽。

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中は、こんな風に。

大変な手間をかけて、じっくり丁寧に、 みりんがつくられることを少しだけ教えて頂きました。 みりんを絞るための便利な機械も備えていらっしゃりながら、 時間も手間もかかる、伝統的な手法にこだわって みりんを作られるようになったきっかけのお話も、そのときに教えて頂きました。 $くらしごと

槽搾りという伝統的な手法に杉浦社長が出会ったきっかけは、 蔵を片付けていたときに出てきた、 先々代、おじいさまが残されていた1枚のメモ書き。
それをもとにこの手法を試されて、最初に絞ったみりんを口にされたとき 杉浦さんご自身も大変な感動をされ、これを貫かれる決心をされたそうです。

店頭に並んでいるモノを私たちが見て選ぶとき、 きっと「みりんはみりん」として、“ただのモノ”としての認識しかしていないと思います。
でも、こうして、つくっている人からお話を聴き、モノがつくられる現場を見せて頂くことで、 モノの向こうにたくさんの人や物語が見えてくるはず。
そして、それが見えてくると きっとモノの選び方やつきあい方も変わってくるんじゃないかと 私は思っています。

杉浦味淋さんとコラボでさせて頂く講座 【モノ × くらし】 ~大切に使い続けられるものと出会うために~ 杉浦味淋株式会社『みりんづくりへの想いを知ってくらしを豊かに』 では、参加いただける皆さんと一緒に、そんなことも感じていければと考えています。

コラボ講座については、すでに参加お申し込み受付を開始しています。 3月から11月まで約半年にわたり計4回。 初回は、【休日】3月25日(日)、【平日】4月11日(水)を予定しています。 詳細は、くらしの取扱説明書HPをご覧ください。                                                                       $くらしごと-くらしの取扱説明書HP

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