過去と未来と現在と 日本のモノづくりを凝縮させた空間に
こんにちは。整理収納・防犯アドバイザーの瀬尾さちこです。
少し前になりますが、東京出張の際にこんなところに寄ってきました。
日本未来科学館の企画展「THE世界一展〜極める日本!モノづくり〜」。
毛利衛さんが館長をつとめられていらっしゃるこの科学館のことを色々なところで
目にしていて、ぜひ一度訪れてみたいとずっと思っていました。
私は日本のモノやモノづくりの世界を日頃からとても魅力的に感じているんですが、
企画展で日本のモノづくりが取り上げられるということで、「これは、ぜひ観に行
かなくては!」と。
まるで宝探しをする気分で、日本のモノづくりの世界を旅するこの展示。
過去から現在、未来へと時間を追いながら。
衣・食・住のカテゴリーや、私たちの暮らしに近いものから普段あまり目にする機会のないもの。
素材や技術、そこに根ざす日本の文化や精神。
展示そのものが日本のモノづくり事典のようでもあり、色々な角度から楽しむことができました。
『受け継がれるもの』として、式年遷宮でも使われた宮大工さんの道具の数々や、鉋と削り花の
展示。大きな鉋と、削り花の薄さにはびっくり。
大切にしてきたものを、独自の美意識で再生する文化として紹介されている金継。
食品関連の展示は、回転寿しのレーンで。
小さな小さな工具や、建築技術や宇宙開発などに関する展示もありました。
素晴らしいモノが数多く展示されている中でも、私が特に心を動かされたのは、実は
展示品に添えられた解説でした。
私自身も、普段から講座の中でこのようなお話をさせて頂くことがよくあるのですが、
「私たちはどのようにモノと関わって行くのが良いのか」
そんなことを提案してくれている企画展のようにも感じました。
日本科学未来館の「THE 世界一展〜極める日本!モノづくり〜」は、5月6日まで開催
されているようです。
私自身も、何度でも見たいという気持ちになった企画展です。