大掃除、いつからする?

こんにちは、名古屋の整理収納アドバイザー、くらしの取説の瀬尾さちこです。

気づけばもう、11月も後半。
今年もあと1ヶ月ちょっとになってきてるんですね。

まだまだ先のことのように感じていましたが、師走も近づいて来て
そろそろ大掃除のことも・・・。

皆さんは、大掃除っていつから始められますか?
大掃除ではどんなことまでされますか?

網戸も洗って、床の水拭きとワックスがけもして、壁と天井も、
照明も水拭きをして、窓も拭いて、家具や電化製品も・・・。
トイレ、お風呂、キッチンのお掃除に、換気扇などなど、
どこまで大掃除をするのかって考え始めると、本当にやるところがいっぱい!

これを12月に入ってから一気にやろうとするのは、とても大変なこと
なんじゃないかと思います。

そもそも、大掃除はどこから来たのかというと、始まりは江戸時代。
江戸城が寛永17年(1640年)に12月13日を「すす払いの日」として
大掃除したことが始まりなんだそうです。
最初は江戸城の中だけだったのが、武家や寺社にも広がり、粋を感じたのかお祭り
気分からなのか町人にも広まって・・・。

12月13日という日にちが選ばれたのは、この日が「正月事始め」だったから。
宣明暦で結婚式以外のことには吉とされていたことから、また、年末ギリギリでは
なく、少し早めにということでこの日になったようです。

普通のお掃除ではなく、大掃除なのはなぜなのかと言うと、その目的にあります。
普段のお掃除は住まいをきれいにして自分たちが気持ちよく過ごすためですが、
大掃除は”歳神様”という神様をお迎えするため。

歳神様は、大晦日にやって来て、1年間、家族に健康や幸せ、実りをもたらしてくれる
神様なのだそうです。
【参照:http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20060103】
お家の中を隅から隅まできれいにすると、より多くの幸せをもたらしてくれるという
考え方もあるようですね。

こんな風に由来をたどって行くと、12月に入ってからを待たなくても、気持ちの持ち様で
今からのんびり始めても良いのではと思います。

網戸を洗ったり、水仕事は特に真冬に入る前の方がラクですし、ワックスがけも寒い真冬
よりも少しでも暖かいこの時期の方が早く乾くために時期としても適しています。

モノがあふれていて床にも・・・なんていうお宅は、まずは整理から。
無理なく少しずつ。


                               

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